連絡事項
- 8/18:期末試験の解答および,得点分布(このページの最下部を参照)などを公開しました.
- 7/28:本日は期末試験でした.これをもってこの授業はすべて終了しました.
- 7/14:東武線遅延の影響で授業が35分しか行えなかったので,7月14日(月)と15日(火)の6時限に補講を実施します.両日とも,内容は同じなので,都合がいい日に出席してください(場所はいつも授業を行っている教室です).
- 5/30:6月2日に小テストを実施します(授業時間内,30分程度).出題範囲は「行列式の計算」「余因子行列の性質を用いた逆行列の計算」です.授業中の問題演習で解いてもらった問題,または例題として解説した問題の中から出題します(これまでのノート,答案を確認してください).
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4/7:このページを公開しました.
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Twitterでこの授業についてツイートしていきます(ハッシュタグは#14S線形代数2M.ツイログはこちら).質問,意見などのリプライを歓迎します.
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授業に対する基本的な考え方にも目を通しておいてください.
授業の目的
ベクトルや行列を扱う線形代数学は抽象的であるがゆえに、その概念や技法は数学はもちろんのこと、工学のさまざまな分野でも応用されている。 線形代数学の考え方を身につけるために、行列式、1次変換、固有値・固有ベクトルについて学習する。行列式の性質を利用した計算技法を身につけるとともに、行列の幾何学的側面も理解する。
達成目標
- 行列式の定義を理解し、説明できる。
- 行列式の性質を利用した演算ができる。
- 逆行列と行列式の関係を理解し、それを利用して逆行列を求めることができる。
- 1次変換の定義を理解し、1次変換を表わす行列を求めることができる。
- 固有値・固有ベクトルの定義を理解し、それを求めることができる。
- 行列の対角化の意味や目的を理解し、対称行列の対角化を行うことができる。
- 行列の対角化を2次形式・2次曲線へ応用することができる。
科目の位置づけ
- この科目では、線形代数学の基礎として、行列式の性質を利用した計算技法や固有値・固有ベクトルを取り扱う。また、先行科目である「線形代数学Ⅰ」では、線形代数学の導入として、行列や行列式について学習する。
- 「線形代数学Ⅰ」と併せて履修することにより、線形代数学の基礎知識を習得することができる。
- また、工学集中コースの学生を対象にした科目であり、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。
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線形代数I → 線形代数II
授業の予定と記録
第1回 |
4月 |
7日(月) |
ガイダンス,線形代数Iの復習 |
第2回 |
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14日(月) |
行列式 第3章 §1.1 ,行列式の基本性質[I] 第3章 §1.2 (p.75, 76) |
第3回 |
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21日(月) |
行列式の基本性質[II]〜[VIII] 第3章 §1.2 (p.76-82) |
第4回 |
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28日(月) |
行列式の展開 第3章 §2.1 |
第5回 |
5月 |
12日(月) |
高次の行列式 第3章 §2.2 |
第6回 |
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19日(月) |
逆行列 第4章 §2.2(p.133-137) |
第7回 |
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26日(月) |
1次変換 第5章 §1.1 |
第8回 |
6月 |
2日(月) |
回転 第5章 §1.2
小テスト(中間試験) 問題 解答
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第9回 |
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9日(月) |
直交行列 第5章 §1.2 ,1次変換の合成 第5章 §1.3 |
第10回 |
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16日(月) |
1次変換の逆変換 第5章 §1.3
固有値・固有ベクトルの定義と固有多項式 第5章 §2.1 |
第11回 |
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23日(月) |
固有値・固有ベクトルの求め方 第5章 §2.1 |
第12回 |
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30日(月) |
行列の対角化 第5章 §2.2 |
第13回 |
7月 |
7日(月) |
対称行列の対角化 第5章 §2.2 |
第14回 |
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14日(月) |
これまでの復習,2次形式の標準化へ
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(補講) |
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(6時限) 2次形式の標準化 第5章 §2.3
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(補講) |
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15日(火) |
(6時限) 2次形式の標準化 第5章 §2.3
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28日(月) |
期末試験 (10:40 -- 11:40, 1-254教室) 問題 解答 |
教科書・参考文献について
- 矢野健太郎・石原繁編 『線形代数』 裳華房 » リンク
- 矢野健太郎・石原繁編『問題集 線形代数』裳華房 » リンク
評価について
- 期末試験80点,小テスト・演習課題など20点の配点で評価する.
- 中間期にミニ中間試験を実施する(10点).
- 毎回の授業で問題演習を実施する(手順は以下).
- 教科書等の問題を指定し,指定の答案用紙に解答.
- 一定時間の後,各自答え合わせ(必要に応じて解説).
- 授業終了時に答案用紙を回収.
1回の提出につき1点を加点する(合計10点).
ほぼ白紙の答案や,単に解答を書き写しただけと思われる場合は加点しない.
期末試験の得点分布と評価など
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履修者 | 39 |
受験者 | 30 |
AA | 0 |
A | 1 |
B | 2 |
C | 8 |
D | 19 |
未受験 | 9 |
単位修得者 | 11 |
単位修得率 | 36.7% |
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