連絡事項

授業の目的

力学・電磁気学・流体力学など工学とかかわりの深い分野では、現象を表現・解析する手段としてベクトルの知識は欠かせない。また、数学にはベクトルの概念をさらに抽象化したものを扱う線形代数学という分野があり、これも工学へ幅広く応用されている。
数学をはじめとする専門科目をスムーズに理解するために、ベクトルについて学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、ベクトルを利用した空間図形の考察も行う。

達成目標

  1. ベクトルの定義を理解し、基本的な演算ができる。
  2. 空間における直線の方程式を求めることができる。
  3. 空間における平面の方程式を求めることができる。
  4. ベクトルの平行条件・垂直条件を理解し、直線や平面の位置関係を調べることができる。
  5. 球面の方程式を求めることができる。

科目の位置づけ

授業の予定と記録

第1回 4月 10日(木) ガイダンス,ミニクイズ(連立1次方程式の解と直線の交点)
第2回 17日(木) ベクトルの演算(加法)  第1章 §1.1 (p.1-4) 
第3回 24日(木) ベクトルの演算(減法,実数倍)  第1章 §1.1 (p.4-6) ,空間の座標  第1章 §1.2 (p.6,7) 
第4回 5月 8日(木) 2点間の距離  第1章 §1.2 (p.7-9) 
第5回 15日(木) 内分点・外分点  第1章 §1.2 (p.9, 10) ,空間内のベクトル  第1章 §1.3(p.10, 11) 
第6回 22日(木) ベクトルの基本ベクトル表示  第1章 §1.3(p.11-14) 
第7回 29日(木) ベクトルの成分表示  第1章 §1.3(p.15, 16) 
第8回 6月 5日(木) 内積の定義  第1章 §1.4 
小テスト(中間試験) 問題 解答
第9回 12日(木) 内積の性質と成分表示  第1章 §1.4 
第10回 19日(木) 位置ベクトル  第1章 §2.1  補足
第11回 26日(木) 直線の方程式  第1章 §2.2 
第12回 7月 3日(木) 平面の方程式  第1章 §2.3(p.31-34) 
第13回 10日(木) 直線と平面の平行性,2平面の平行性と交わり  第1章 §2.3(p.35-40) 
第14回 17日(木) 円と球の方程式  第1章 §2.4 
24日(木) 期末試験 (10:40 -- 11:40)

教科書・参考文献について

評価について

期末試験の得点分布と評価など

履修者34
受験者30
AA1
A1
B5
C6
D17
未受験4
単位修得者13
単位修得率43.3%