連絡事項

授業の目的

自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、現象を表現・解析する手段として微分積分学の知識は欠かせない。 微分積分学の概念・計算技法を身につけるために、2変数関数を対象とした微分法・積分法について学習 する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、極値問題や曲面積への応用も理解する。

達成目標

  1. 2変数関数の極限を求めることができる。
  2. 偏微分係数の意味を理解し、偏導関数を求めることができる。
  3. 全微分の意味を理解し、それを求めることができる。
  4. 合成関数の偏微分公式を理解し、適用することができる。
  5. 陰関数の微分公式を理解し、適用することができる。
  6. 2変数関数のテイラーの定理を理解し、テイラー展開を利用した近似式を求めることができる。
  7. 極値の判定条件を利用して、極値を求めることができる。
  8. 重積分を求めることができる。
  9. 重積分の計算技法を用いて、曲面積を求めることができる。

科目の位置づけ

授業の予定と記録

第1回 9月 25日(木) ガイダンス,1変数関数と多変数関数
第2回 10月 2日(木) 2変数関数とその極限  第7章 §1.1 
第3回 9日(木) 2変数関数の連続性  第7章 §1.1 
偏微分係数の定義  第7章 §1.2 (p.224) 
16日(木) 秋期特別研修
第4回 23日(木) 偏微分係数、偏導関数  第7章 §1.2, 1.3 
第5回 30日(木) 全微分  第7章 §1.4 
第6回 11月 6日(木) 合成関数の偏微分法  第7章 §2.1 
第7回 13日(木) 陰関数の微分法  第7章 §2.2 
第8回 20日(木) 2変数関数のテイラーの定理  第7章 §3.1 
第9回 27日(木) 2変数関数の極値  第7章 §3.2 
第10回 12月 4日(木) 2変数関数の極値についての補足(極値の判定条件とヘッセ行列の固有値)
陰関数の極値  第7章 §3.3 
第11回 11日(木) 条件付き極値  第7章 §3.3 
累次積分  第8章 §1.1 
第12回 18日(木) 2重積分  第8章 §1.1 
小テスト問題と解答
第13回 1月 8日(水) 2重積分と体積  第8章 §1.2, 2.1 
第14回 15日(木) 積分変数の変換
曲面積
29日(木) 期末試験問題解答(10:40 -- 11:40)

教科書・参考文献について

評価について

試験の得点分布と評価など



履修者14
受験者12
AA0
A1
B0
C1
D10
未受験2
単位修得者2
単位修得率16.7%