日本工業大学の数学科目カリキュラム(2017年度入学者用)
Mathematics Curriculum in NIT
1限 | 2限 | 昼休 | 3限 | 4限 | 5限 | 6限 | |
通常授業 | 9:10〜10:50 | 10:55〜12:35 | 13:20〜15:00 | 15:05〜16:45 | 16:50〜18:30 | 18:35〜19:25 (補講) |
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試験週間 | 9:20〜10:20 | 10:40〜11:40 | 12:40〜13:40 | 14:00〜15:00 | 15:20〜16:20 | 16:40〜17:40 |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
数学 | ┏ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ┓ | |||||||||
線形代数基礎 線形代数演習 | ┛ ─ |
線形代数学 I 代数幾何 I | ━ | 線形代数学 II 代数幾何 II | ┐ |
┗ ┏ |
ベクトル解析 | |||||||||
│ | ┃ | |||||||||||||||
解析基礎 解析演習 | ─ | 微分積分学 I 微分法 | ━ | 微分積分学 II 積分法 | └ ┳ |
微分積分学 III | ┻ |
━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ |
複素関数論 | ||||||
┃ | ┃ | |||||||||||||||
確率・統計 I | ━ | 確率・統計 II | ┡ | 微分方程式 | ||||||||||||
融合 | 機械基礎数理・演習 ※ | |||||||||||||||
J | 数学 I-J (線形代数学) | 数学 II-J (確率・統計) | ||||||||||||||
応用数学 I-J (2変数の微積) | ━ | 応用数学 II-J (微分方程式) | ||||||||||||||
教養 | 考える数学 | |||||||||||||||
教職 | 幾何学 I | 幾何学 II | ||||||||||||||
代数学 I | 代数学 II | |||||||||||||||
数学科教育の研究 I | 数学科教育の研究 II |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
数学 | ┏ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ┓ | |||||||||
線形代数基礎 線形代数演習 | ┛ ─ |
線形代数学 I 代数幾何 I | ━ | 線形代数学 II 代数幾何 II | ┐ |
┗ ┏ |
ベクトル解析 | |||||||||
│ | ┃ | |||||||||||||||
解析基礎 解析演習 | ─ | 微分積分学 I 微分法 | ━ | 微分積分学 II 積分法 | └ ┳ |
微分積分学 III | ┻ |
━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ |
複素関数論 | ||||||
┃ | ┃ | |||||||||||||||
確率・統計 I | ┳ | 確率・統計 II | ┗ | 微分方程式 | ||||||||||||
┃ | ┃ | |||||||||||||||
専門 | ┗ |
プログラミングで学ぶ統計処理 | ||||||||||||||
融合 | 基礎数理・演習I ※ | ━ | 基礎数理・演習II | |||||||||||||
教養 | 考える数学 |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
数学 | ┏ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ┓ | |||||||||
線形代数基礎 線形代数演習 | ┛ ─ |
線形代数学 I 代数幾何 I | ━ | 線形代数学 II 代数幾何 II | ┐ |
┗ ┏ |
ベクトル解析 | |||||||||
│ | ┃ | |||||||||||||||
解析基礎 解析演習 | ─ | 微分積分学 I 微分法 | ━ | 微分積分学 II 積分法 | └ ┳ |
微分積分学 III | ┻ |
━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ |
複素関数論 | ||||||
┃ | ┃ | |||||||||||||||
確率・統計 I | ━ | 確率・統計 II | ┗ | 微分方程式 | ||||||||||||
融合 | 基礎数理・演習I ※ | ━ | 基礎数理・演習II ※ | |||||||||||||
専門 | 情報処理演習 | 数値処理 | ||||||||||||||
工業数理 | ━ | ロボット制御システム I | ━ | ロボット制御システム II | ||||||||||||
教養 | 考える数学 | |||||||||||||||
教職 | 幾何学 I | 幾何学 II | ||||||||||||||
代数学 I | 代数学 II | |||||||||||||||
数学科教育の研究 I | 数学科教育の研究 II |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
融合 | 電気数学 I ※ | ─ | ─ ─ ─ ─ ─ ─ | ─ | ─ ─ ─ ─ ─ ─ | ┐ | ||||||||||
┌ | ─ ─ ─┤ | │ | ||||||||||||||
│ | 電気数学 II ※ | ─ | ─ ─ ─ ─ ─ ─ | ┐ | │ | |||||||||||
│ | │ | │ | │ | |||||||||||||
数学 | │ │ |
線形代数学 I | ━ | 線形代数学 II | └ ┬ |
ベクトル解析 | │ │ |
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│ | │ | ┃ | │ | |||||||||||||
└ |
微分積分学 I | ━ | 微分積分学 II | └ ┳ |
微分積分学 III | └ ━ |
複素関数論 | |||||||||
┃ | ┃ | |||||||||||||||
┡ | 微分方程式 | 確率・統計 I | ━ | 確率・統計 II | ||||||||||||
│ | ||||||||||||||||
専門 | └ |
─ ─ ─ ─ ─ ─ | ─ |
─ ─ ─ ─ ─ ─ | ─ |
ディジタル信号処理 | ||||||||||
教養 | 考える数学 | |||||||||||||||
教職 | 幾何学 I | 幾何学 II | ||||||||||||||
代数学 I | 代数学 II | |||||||||||||||
数学科教育の研究 I | 数学科教育の研究 II |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
数学 | 線形代数学 I | ━ | 線形代数学 II | ┬ │ |
─ ─ ─ ─ ─ ─ | ─ ┏ |
ベクトル解析 | |||||||||
│ | ┃ | |||||||||||||||
微分積分学 I | ━ | 微分積分学 II | └ ┳ |
微分積分学 III | ┻ |
複素関数論 | ||||||||||
┃ | ┃ | |||||||||||||||
確率・統計 I | ━ | 確率・統計 II | ┗ | 微分方程式 | ||||||||||||
融合 | 情報数理基礎 ※ 情報数理入門 ※ | ━ | 情報数理・演習 | ┓ |
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┃ | ||||||||||||||||
専門 | ┗ |
計算の理論 | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | ━ ━ ━ ━ ━ ━ | ━ | 計算の複雑さ | ||||||||
画像情報工学 | ディジタル信号処理 | |||||||||||||||
教養 | 考える数学 | |||||||||||||||
教職 | 幾何学 I | 幾何学 II | ||||||||||||||
代数学 I | 代数学 II | |||||||||||||||
数学科教育の研究 I | 数学科教育の研究 II |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
数学 | 線形代数学 I | ━ | 線形代数学 II | 確率・統計 I | ━ | 確率・統計 II | ||||||||||
┌ |
微分積分学 I | ━ | 微分積分学 II | |||||||||||||
│ | ||||||||||||||||
融合 | 建築数学 ※ | ┘ |
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教養 | 考える数学 | |||||||||||||||
教職 | 幾何学 I | 幾何学 II | ||||||||||||||
代数学 I | 代数学 II | |||||||||||||||
数学科教育の研究 I | 数学科教育の研究 II |
1年次・春 | 1年次・秋 | 2年次・春 | 2年次・秋 | 3年次・春 | 3年次・秋 | 4・春 | 4・秋 | |||||||||
数学 | 線形代数学 I | ━ | 線形代数学 II | 確率・統計 I | ━ | 確率・統計 II | ||||||||||
┌ | 微分積分学 I | ━ | 微分積分学 II | |||||||||||||
│ | ||||||||||||||||
融合 | 基礎数学 | ┘ |
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教養 | 考える数学 |
機械工学の基礎的な専門科目(材料力学、機械力学、流体力学或いは熱力学など)を学んでいくためには、高等学校までの数学と物理を、より確実に深く、かつ現象と結びつけて理解しておくことが必要である。この科目では、高等学校までの数学と物理、それらをさらに発展させた教科内容に関して、単に数学と物理としてではなく、専門科目との関連を理解しながら学ぶことを目的とする。
機械工学を学ぶにあたり、材料力学、機械力学、流体力学、熱力学などの学科専門科目では、値を算出するための様々な公式が出題されてくる。機械基礎数理・演習 の授業では、これらの基礎力学を学ぶ上で数学と物理の公式が必要であることを理解できる。さらに、必要な数学と物理の公式を使いこなせるようになる。
ものづくり環境学科の専門科目を学んでいくためには、高等学校までの数学と物理を、より確実に深く、かつ現象と結びつけて理解しておくことが必要である。この科目では、高等学校までの数学と物理、それらをさらに発展させた教科内容に関して、単に数学と物理としてではなく、専門科目との関連を理解しながら主として演習により学ぶことを目的とする。数学の基礎知識を工学に応用するに当たって重要となる、工学的な現象を文字式として捉え、方程式などを立てて解ける力、各種関数の関係となる現象をグラフを利用して理解する力を身につけることも本科目の目的である。
これから工学を修める上で必要な工学のための数学の基礎を学習する。基礎的なレベルから問題演習を行うことによって段階的に理解を深めることにより、工学に必要な文字式・実数の計算、平方根、2次方程式・不等式、2次関数、分数・無理関数について、苦手な単元を完全に克服することができるようになる。
自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、現象を表現・解析する手段として微分積分学の知識は欠かせない。また、指数・対数の知識は化学的見地から現象の解析を行う際にも必要となる。
数学をはじめとする専門科目をスムーズに理解するために、指数関数・対数関数、整式の微分法・積分法について学習する。いずれも極めて基本的なレベルから問題演習を行い、確かな計算力を身に付ける。
機械、電気、情報などの工学分野において現象を数値的に処理したりあるいは表現したりするために、「基礎数理・演習I」で学んだ数学の基礎をベースに、さらに発展的な単元を学習する。基礎的なレベルから問題演習を行うことによって段階的に理解を深めることにより、指数・対数関数、三角関数、図形と方程式について、苦手な単元を完全に克服することができるようになる。
電気電子工学では、三角関数や複素数を用いて記述される現象が数多く見受けられ、その知識は欠かせない。専門科目の理解に必要とされる読解力・計算力を身に付けるために、三角関数と複素数について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、三角関数のグラフや周期性、複素数の計算の複素平面における意味についても理解する。
電気電子工学では、指数関数・対数関数やベクトルを用いて記述される現象が数多く見受けられ、その知識は欠かせない。専門科目の理解に必要とされる読解力・計算力を身に付けるために、指数関数・対数関数およびベクトルについて学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、電気数学Iで学習する三角関数・複素数との関係についても理解する。
情報工学を学ぶ上で基礎となる数理的な考え方を知り、(1) 論理的な考え方としての証明入門、(2) 初歩的な論理、(3) 証明技法(総当たり/条件/背理法/必要十分条件による証明)、(4) 集合、(5) 順序構造、(6) グラフと木などの基礎知識を身に付ける。
『情報数理入門』に引き続いて,情報処理の基本である関数,写像,関係,および再帰処理の表現形式とその問題解決への適用法について学習する。写像とその合成はプログラムやコンピュータアーキテクチャの理解に不可欠である。また集合の大きさを考えることで,計算できる関数とできない関数があることも学ぶ。
専門分野を学ぶ際に必要となる大学数学のための基礎力を身につける。特に、建築構造・建築環境分野で現象を理解するために最低限必要となる基礎的な数学知識として、図形・式に関する一般事項や基本的事項を修得する。
建築事象に関連した問題を解決する手段の1つとして、数学的な知識は欠かせない。専門科目の理解に必要とされる読解力・計算力を身に付けるために、指数関数・対数関数・三角関数について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、建築事象と数学の関わりについても理解する。
力学・電磁気学・流体力学など工学とかかわりの深い分野では、現象を表現・解析する手段としてベクトルの知識は欠かせない。また、数学にはベクトルの概念をさらに抽象化したものを扱う線形代数学という分野があり、これも工学へ幅広く応用されている。
数学をはじめとする専門科目をスムーズに理解するために、ベクトルについて学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、ベクトルを利用した空間図形の考察も行う。
ベクトルや行列を扱う線形代数学は抽象的であるがゆえに、その概念や技法は、数学はもちろんのこと、工学のさまざまな分野でも応用されている。
線形代数学の考え方を身につけるために、基本的概念である行列・行列式について学習する。行列や行列式の計算に習熟するとともに、連立1次方程式の解に関する理論も習得する。
ベクトルや行列を扱う線形代数学は抽象的であるがゆえに、その概念や技法は数学はもちろんのこと、工学のさまざまな分野でも応用されている。
線形代数学の考え方を身につけるために、行列式、1次変換、固有値・固有ベクトルについて学習する。行列式の性質を利用した計算技法を身につけるとともに、行列の幾何学的側面も理解する。
三角関数は振動・波動・回転のように繰り返す現象と特に相性がよい。そのため、自然科学のみならず工学のさまざまな分野で三角関数を用いた記述は頻出する。
数学をはじめとする専門科目をスムーズに理解するために、三角関数について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、三角関数のグラフや周期性についても理解する。
自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、現象を表現・解析する手段として微分積分学の知識は欠かせない。
微分積分学の概念・計算技法を身につけるために、1変数関数を対象とした微分法について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、極限や極値に関する理論も習得する。
自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、現象を表現・解析する手段として微分積分学の知識は欠かせない。
微分積分学の概念・計算技法を身につけるために、1変数関数を対象とした積分法について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、図形の面積・体積や曲線の長さへの応用について理解する。
自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、現象を表現・解析する手段として微分積分学の知識は欠かせない。
微分積分学の概念・計算技法を身につけるために、2変数関数を対象とした微分法・積分法について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、極値問題や曲面積への応用も理解する。
ニュートンが最初に微分方程式を用いて力学的な運動を表わして以来、自然科学の法則や工学における現象を表現する手段として、微分方程式は重要な役割を果たしている。
専門科目の理解に必要とされる読解力・計算力を身に付けるために、常微分方程式について学習する。基本的な常微分方程式の解法に習熟するとともに、解の意味も認識する。
ベクトルとは大きさと向きをもつ量のことであり、空間内の1つの点に1つのベクトルを対応させたものをベクトル場という。ベクトル解析とはベクトル場の微分法・積分法のことであり、ベクトルで記述される現象を表現・解析する手段としてその知識は欠かせない。
専門科目の理解に必要とされる読解力・計算力を身に付けるために、ベクトル関数を対象とした微分法・積分法について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、ガウスの発散定理やストークスの定理も理解する。
自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、現象を表現・解析する手段として微分積分学の知識は欠かせない。
微分積分学の概念・計算技法を身につけるために、複素関数を対象とした微分法・積分法について学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、留数定理を用いた実積分への応用も理解する。
数理統計学は、工学にとどまらず様々な分野で利用される手段であり、日ごろ目にする統計データの理論的背景となっている。特に、工学においては実験データの分析に数理統計学の知識は欠かせない。
数理統計学の考え方を身につけるために、確率の数学的な扱い方を学習する。基礎的な計算技法に習熟するとともに、確率変数の基本概念も理解する。
数理統計学は、工学にとどまらず様々な分野で利用される手段であり、日ごろ目にする統計データの理論的背景となっている。特に、工学においては実験データの分析に数理統計学の知識は欠かせない。
数理統計学の考え方を身につけるために、代表的な確率分布、推定・検定について学習する。基礎的な統計量の算出技法に習熟するとともに、統計的な推測の手法も理解する。
卒業研究や各種実験等を通じて取得した様々な数値データを適切に処理し,これを統計的に分析するために,C言語によるプログラミングの知識を学ぶとともに,これを応用してデータの統計処理を行う実践的な技術を身に付ける。
工学系の研究・開発の現場において必要とされるコンピュータ・ソフトウェアの使用法を習得することを目的とする。まず、数式処理ソフト・数値計算ソフトによる行列演算、微分方程式の解法およびシミュレーション方法を習得する。次に組込みシステム開発で必要となるLinuxの操作方法と、Linux上でのC言語プログラムの開発方法を習得する。さらに、ODE(Open Dynamic Engine)を用いたロボットシミュレーションプログラム(C言語)作成方法を習得する。
ロボットの制御技術について入門するには、まず古典制御理論の理解が重要であり、そのためには線形システムや伝達関数の理解および、ラプラス変換による伝達関数の解法を学ぶ必要がある。本授業では、これらの理解に必要な数学的基礎について基本から学ぶ。
ロボットを制御するにはロボットおよびアクチュエータの制御理論を身につける必要がある。さまざまな制御理論の基本であり、現代でも広範囲な制御分野で用いられている古典制御理論について学び、その基礎知識と応用力を身につける。
(履修登録前の準備)履修登録に先立って、工業数理を履修しておくこと。ラプラス変換法について身につけておくこと。
多入力多出力系のロボット制御システムに応用されている現代制御理論を理解し実用するため、システムが状態方程式と呼ばれる一階の常微分方程式で表現されることを理解し、ロボットの挙動を評価し望みの動きを実現する理論を学習する。
我々が生活する実世界はアナログで構成されているが,現在,多くの制御はデジタルで演算を行うコンピュータを用いて実装されている.
本科目は,このコンピュータなどのデジタル装置の中でどのように数値や数式が処理されているのか理解することを目的とする.
アナログである実世界を記述する数値・数式をコンピュータ上でどのように扱われているのかを理解し,自ら操作できるようになるために,基本的な仕組みの理解し,具体的なプログラミングを行い,コンピュータ上で数値を扱うための技法を学ぶ.
キーワード:ブール代数と論理回路,非線形方程式,連立一次方程式,関数の多項式近(ラグランジュの補間法,差分補間),数値微積分(数値微分法,ニュートン‐コーツの積分公式,ガウスの積分公式),常微分方程式(オイラー法,ルンゲ‐クッタ法),偏微分方程式(有限要素法)
現在は、音声信号、映像信号、各種計測信号など、全ての信号がディジタル化され処理されている時代である。特にディジタルコンピュータの性能向上に伴い、各種信号をディジタル化することにより、通信、加工、処理、蓄積を全てディジタル信号処理技術を用いて正確に、確実に行うことができる。本講義ではそのようなディジタル信号処理技術を理解し、その技術を習得することが目的である。ディジタル信号処理の基本はアナログ信号処理であるため、まずはアナログ信号を周波数で表現するため、まずはフーリエ級数、フーリエ変換の意味を理解し、変換が自分で行うことができるようにする。それら知識を基に、ディジタル信号処理で重要となる、離散フーリエ変換、z変換の意味を理解し、それを説明できるようにする。そして、ディジタルフィルタの役割、その原理を説明できるようにすることが目的である。
計算が(情報処理とは)何であるかを基本から示す。計算の仕組みを知らない人でも、この科目を学習することによって,自らが計算するのではなく,自分が設計した手順にしたがって(機械的に)処理を進め,解に到達することを体験的に理解できる。この講義を受講することにより,計算機科学における文法やアルゴリズムの基本概念を理解できるようになる。またプログラミングとコンピュータアーキテクチャの基礎となる言語とオートマトン,そしてチューリングマシンについても学ぶ。
「計算の理論」で学んだことをふまえて、「計算できたとして、それがどれくらい速いのか遅いのか、具体的に数学的に評価する手法を学ぶ。理論的に計算できても現実には不可能といえる場合もあることを、「計算量」という概念を通して学ぶ。
画像情報の表現形式、入力方式、表示方式の基本的な原理を習得する。また、画素の色符号の表現法と色彩表現についても基礎知識を習得する。主な内容は、計算幾何学の基礎、図形処理、画像のアフィン変換、画像処理フィルタ、画像の周波数解析、画像圧縮などの画像処理技法を、実際の画像処理プログラミング等も体験しながら習得する。
(履修登録前の準備) 幾何学の基礎、三角関数、行列演算、ベクトル演算、情報理論の基礎、情報の符号化などの復習
コンピュータを使い信号を解析・合成・処理するために必要なアナログ/ディジタル変換を理解し、ディジタル信号を調べたり、作ったり、加工したりする際に役立つ、離散フーリエ変換、逆離散フーリエ変換などの基礎知識を身に付ける。
自然科学のみならず工学のさまざまな分野で、論理的に考え、さらに論理的な文章を作成できる能力が求められる。このような能力を身に付けるためには、自然数にまつわる事項や幾何的な問題といった現代数学の題材について、その現象を観察し(Observing)、深く考え(Thinking)、その考察をまとめて証明する(Proving)という過程を繰り返し体験することは、非常に効果的である。そこで、OTP過程を通して、論理的なつながりのある証明を書く能力の向上を図る。
本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「線形代数学」の内容を一通り身につけることを目標とする。
本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「統計学」の内容を一通り身につけることを目的とする。
本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「微分積分学」について講義する。
本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「微分方程式論」の内容を一通り身につけることを目的とする。
教員採用試験で出題される幾何の内容の理解と中学校の数学教師として必要な幾何学の基礎知識を習得することを目標とする。この授業ではどちらかというと中学校の数学の授業方法に役立つ内容と、各単元の背景にある数学的内容の理解に力点をおいて講義および演習をおこなう。特に「幾何学Ⅰ」では、論証・集合と写像について学ぶ。
教員採用試験で出題される幾何の内容の理解と中学校の数学教師として必要な幾何学の基礎知識を習得することを目標とする。この授業ではどちらかというと中学校の数学の授業方法に役立つ内容と、各単元の背景にある数学的内容の理解に力点をおいて講義および演習をおこなう。特に「幾何学Ⅱ」では、変換・作図と証明法について学ぶ。
教員採用試験で出題される代数の内容の理解と中学校の数学教師として必要な代数学の基礎知識を習得することを目標とする。この授業ではどちらかというと中学校の数学の授業方法に役立つ内容よりも各単元の背景にある数学的内容の理解に力点をおいて講義をおこなう。特に「代数学Ⅰ」では、群・環について学ぶ。
教員採用試験で出題される代数の内容の理解と中学校の数学教師として必要な代数学の基礎知識を習得することを目標とする。この授業ではどちらかというと中学校の数学の授業方法に役立つ内容よりも各単元の背景にある数学的内容の理解に力点をおいて講義をおこなう。特に「代数学Ⅱ」では、ベクトル空間・体について学ぶ。
教員採用試験で出題される数学教育の内容の理解と中学校の数学教師として必要な数学教育の基礎知識を習得することを目標とする。この授業ではどちらかというと中学校の数学の授業方法に役立つ内容と、各単元の背景にある数学的内容の理解に力点をおいて講義および模擬授業演習をおこなう。特に「数学科教育の研究Ⅰ」では、「中学校学習指導要領(数学編)」に示されている内容を理解し、そして「数学的活動」を経験・考察し、教材研究・授業構成・評価について実践した模擬授業ができるようにする。
教員採用試験で出題される数学教育の内容の理解と中学校の数学教師として必要な数学教育の基礎知識を習得することを目標とする。この授業ではどちらかというと中学校の数学の授業方法に役立つ内容と、各単元の背景にある数学的内容の理解に力点をおいて講義および模擬授業演習をおこなう。特に「数学科教育の研究Ⅱ」では、数学教員としての数学教育のための数学力と授業力を養い、中学校学習指導要領に基づいた指導案作成、および「数学的活動」を具体的に反映した指導案による模擬授業ができるようにする。